折り紙の豆知識…歴史や英語、本について!意外と知らないコト

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子供の頃に遊んだ折り紙

 

だが、折り紙の歴史ついて

質問されて答えられる人は意外にも少ない。

折り紙の豆知識にはどんなものがあるだろうか。

 

 

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折り紙の豆知識を紹介!

 

 

折り紙といえば、動物や植物、

生活道具などの形に紙を折って作る、

日本の伝統的な遊びだ。

 

子供の遊びのイメージがあるが、

最近では大人向けの折り紙が人気だ。

紙自体の色や柄も様々で見ているだけで楽しめる。

 

しかし折り紙は、

どこで生まれどのように広まったのか

知る人は少ない。

 

ここでは折り紙にまつわる豆知識を紹介する。

 

折り紙の発祥は様々な説があり、

残念ながらはっきりとしたものは不明だ。

 

中国やスペイン、ヨーロッパでも

独自の折り紙の伝統があったとされている。

 

日本の折り紙も

紙の技術が大陸から入ってきたのち、

日本独自で広まったとされている。

 

折り紙の元は 「和紙で包む」からきている。

和紙が広まったのは奈良時代

 

和紙は記録用または、

神様へのお供物を包むために使われていた。

 

鎌倉時代になると

武家の間で贈り物をする文化が盛んになる。

 

この贈り物を和紙で丁寧に折って包んだのが

「儀礼折り紙」と呼ばれるもので、

「折り紙」の始まりとされている。

 

現在のお歳暮やお祝いの「のし」その名残である。

儀礼折り紙には家元が存在し、

「伊勢」、「小笠原」「今川」が有名である。

 

その一方で、物を包むために用いていた和紙が

遊びに用いられるようになり、

遊戯折り紙として少しずつ広まり始めた。

 

室町時代にはすでに

「鶴」「やっこさん」の折り方ができあがっていた。

 

しかし和紙は高級品だったため、

庶民に広まったのは江戸時代になる。

 

各藩が一斉に和紙の生産に力を入れだし

生産量が一気に増えた。

 

和紙の製造技術も向上し、

質の良い和紙が安く手に入るようになり、

遊戯折り紙が日本中に広まることとなった。

 

幼稚園や文房具屋さんで見かける折り紙は

「単色の洋紙」だ。

 

和紙の紙は「千代紙」と呼ばれ、

千代紙は日本独特の紙他の国には存在しない

 

和紙の折り紙では

福井県の「越前和紙」が有名である。

 

越前和紙は、奉書紙ふすま紙

日本で初めての全国統一紙幣の素材にもなった和紙だ。

 

 

折り紙の歴史を英語で!本でおすすめは?

 

 

日本の折り紙は海外でも人気がある。

旅行のお土産に折り紙を買う外国人も多い。

また手土産に渡すととても喜ばれる

 

折り紙の歴史については、

外国人にも分かるように英語に訳されている。

一例を紹介する。

 

【The origin of origami is unknown,

but it is believed that paper folding

began in Japan shortly

 

after the introduction of papermaking

technology from China

in the early 7th century. 

 

The oldest use of origami can be found

in the decoration of ceremonial musical instruments

used in shrines. 

 

Paper folding has evolved in connection

with religion and rituals. 

 

Even today, the sake bottles and bowls used in Shinto

marriages such as shrines are decorated

with elaborate origami decorations suitable for the ceremony. 

 

An example of such a decoration

is a pair of butterflies that decorate a liquor bottle.】

 

【折り紙の起源は不明だが、

7世紀初頭中国から製紙技術が導入された直後、

日本で紙の折り方が始まったと考えられている。

 

折り紙の最も古い使用法は、

神社で使用される儀式用の楽器の装飾

見ることができる。

 

紙の折り畳みは、

宗教や儀式に関連して発展した。

 

今日でも神社などの神前結婚で使われる酒瓶や茶碗は、

その儀式にふさわしい手の込んだ

折り紙の装飾で飾られている。

 

そのような装飾の一例は、

酒瓶を飾る蝶のつがいだ。】

 

ちなみに「折り紙」自体の英語はなく、

外国人には「Origami 」で通じる。

 

折り紙を知らない場合は

「Paper-folding 」

「折り」と「紙」を逆にして伝えればよい。

 

折り紙を折る際に使う英語は

 

折る…fold

 

半分に折る…fold in a half

 

折り目をつける…make a crease 

 

広げる…unfold

 

紙を裏返す…turn the paper over

 

外国人に向けた折り紙の本は

たくさん出版されている。

折り紙と一緒にプレゼントすると喜ばれる

 

 

・英語でかんたん折り紙

  (講談社インターナショナル)

 

この本はバイリンガル版で、

折り紙を知らない外国人でも理解できるように、

日本語と英語で手順の図や説明が詳しく書かれている。

 

 

・英語訳つき おりがみ

-Let’s Enjoy Origami in English and Japanese

   (池田書店の英訳付き折り紙シリーズ)

 

折り紙作家として活躍する

山口真の海外交流経験をもとに、

人気があって気軽に折れる作品をまとめた一冊。

 

 

・英語訳つきおりがみBest50 

 

難易度の★マークつきで、

はじめての外国人も、教える側も安心して取り組める

 

折ってから遊べる折り紙もたくさん載っているので、

コミュニケーションを取るのにも役立つ。

 

 

まとめ…世界で愛される折り紙

 

 

日本の折り紙は折り方だけでなく、

紙質、色、柄といった紙自体外国の人には珍しい

 

折り紙は言葉は通じなくとも、

その場を楽しくしてくれる、

外国と日本を結ぶ重要な伝統の一つと言えるだろう。

 

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