ネット通販が普及し、今や注文した商品が
当日に発送されるのも珍しいことではない。
サービス向上に伴い納期を厳守する上で
重要となってくるのがリードタイムの短縮だ。
佐川急便のリードタイムを表にして見てみよう。
佐川急便のリードタイムを表にしました!土日の場合も紹介
佐川急便のリードタイム表はここが分かりやすい。
https://shop.fielding.co.jp/excludes/public/nece/sagawa
今まで「リードタイム」という言葉は
物流に関わる人々の専門用語だったが、
近年では一般にも広く知られるようになり、
重要視されている。
この言葉が多用されるようになった理由は、
「受注から納品までの時間」
を短縮する必要が増したためである。
実際商品到着までのリードタイムは
どんどん短縮されるようになり、
大手通販サイトでは当日着のサービスまで行っている。
これは他社と差をつけるため、というだけでなく、
より多くの商品を短時間で販売することで
十分な利益を生み出すためである。
リードタイムの短縮は、顧客に満足を与えるだけでなく、
提供する側にとっても大きなメリットになるのだ。
「リードタイム」と「納期」はよく混同されやすいが、
「納期」は「納品の期限」のことであり、「〇月〇日」と
具体的な日付で表される。
一方「リードタイム」は「納品までにかかる日数」のことであり、
「〇日間」と表される。
通常リードタイムは休業日を除く営業日数で計算されるが、
365日営業している佐川急便のリードタイムは
土日祝日関係なくカウントされる。
ただ、日曜は配達するドライバーの数が
平日に比べ少なくなるので、
その分配達に時間が掛かる可能性がある。
リードタイムはあくまで”商品がいつ届くか”を
配送の最短日数で表したものであり、
実際に商品が届くかどうかは
状況により変動するということを理解されたい。
佐川急便のリードタイムはどのくらい?一覧の表にして日本の地図からデータの検索可能、北海道も。
佐川急便のリードタイムを知りたい時は、
公式サイトの「お届けまでの日数」から調べると、
色分けされた日本地図で所要日数が提示される。
佐川急便公式サイトからリードタイムを調べるならここを参考に。
https://www.sagawa-exp.co.jp/send/days.html
「お届けまでの日数は、集荷時間などによって変わります」
という注意文も併せて出てくる。
仕分けが間に合わない荷物は後に回されるので、
集荷店からの出発が遅れるのである。
だから荷物を送る時は一応日時指定をしておいた方がいい。
たとえ時間帯指定が間に合わなくても、
日付指定を守って届けてくれるからである。
どうしてもその時間でなければ、という急ぎの荷物は有料になるが
飛脚ジャストタイム便を利用しよう。
佐川急便のリードタイムの表から
担当営業所のデータを検索することもできる。
佐川急便のリードタイムでは北海道が一色に塗られているが、
「北海道への配達は、地域によりお届けまでの日数が変わります」
と記載されている。
日本の総面積のおよそ5分の1を占める北海道の
物流に関してはまだまだ課題が残るが、
2020年2月には北海道新幹線を使った貨客混載輸送が検討されている。
これが実現すれば北海道・本州間のリードタイム短縮も夢ではない。
まとめ
「リードタイム」とは「商品の受注から納品までに要する時間」のことだが、
物流全体で使われる言葉であり、「輸送」の上流工程である
「生産」や「製造」でも重要視されている。
リードタイム短縮を目標に掲げ、
各業界が業務の効率化を図れば
顧客に満足感を与えるだけでなく、
サービスを提供する側にも大きなメリットとなる。
各運送会社で異なる配送ネットワークを使うため、
同じ発着でも到着日時が異なる場合がある。
荷物を発送する際に時間帯指定をする時は、
集荷のタイミングで日付がずれ込むことがあるので、
配達日も指定しておこう。
時間帯は〇時~〇時という大体の目安である。
〇時、ときっかり時間指定をしたい時は
飛脚ジャストタイム便などの
有料サービスをおすすめする。
各社が公表しているリードタイム表を参考に
余裕を持った発送を心掛けたい。