魔除けになる花言葉を聞いたことがあるだろうか?
花はそれぞれ花言葉というものがあり、
植物に象徴性のあるメッセージが込められている。
その花言葉の中でもさらに魔除け、厄除けに効果のある言葉があり、
その魔除け厄除けに効果のある言葉を持つ花を部屋などに飾ることで、
人々は自分の運気を上げてきた。
今回は西洋と日本の魔除け、厄除けになる植物と、花言葉について紹介したい。
魔除けの花言葉って?魔除け・厄除けの花言葉
魔除けの花言葉は、元々西洋から伝わってきたものだとされている。
それにより日本と英語で花言葉に違いがあることが多い。
西洋にも日本にも広く伝わっている魔除け、
厄除けの意味を持つ花言葉と花をいくつか紹介したい。
1: 迷信・盲信・敵意・秘密・恨み
オトギリソウという花の花言葉である。
このオトギリソウは漢字で書くと『弟切草』と書く。
昔、晴頼という鷹匠が傷ついた鷹を治癒するために秘密の薬草を使っていた。
彼は家族以外にその草の正体を明かしていなかったが、
弟がその草の正体をバラしてしまい、晴頼は弟を切り殺してしまった。
草の名前と秘密や恨みという花言葉は、この昔話に由来している。
このオトギリソウは別名『セイヨウオトギリ』、
『聖ヨハネの草』とも言われており、
西洋ではうつ病などの精神病の治療に効果があると言われている。
2: 用心深さ・神聖・保護
セイヨウヒイラギの花言葉である。
一見クリスマスにもよく見かけるセイヨウヒイラギだが、
棘がある特徴のことから『キリストの棘』とも言われ、
その様子から用心深さ、保護などの名前がついた。
セイヨウヒイラギは西洋では「聖なる木」とも呼ばれている。
3: 上品さ、優雅さ、欲望、誘惑
キンギョウソウは香りが魅力的で、
魔力を宿っていると言われていたことから、
ドイツなどでは魔除けの花と言われている。
一方、東洋でのキンギョウソウの花言葉は、花の形が口に見えることから、
花言葉がおしゃべり、でしゃばりなどと言われていて、
全く西洋とは違った花言葉になる。
魔除けの植物は日本では?魔よけの花や厄除けの花、魔除けになる植物
さて、日本には魔除けや、
厄除けになる植物はあるのだろうか?
日本で馴染みのある植物を3つ紹介したい。
1: 紫陽花
紫陽花は実は日本原産だ。
梅雨の季節などによく見る紫陽花も魔除け、厄除けの力がある。
6月26日に逆さまにした紫陽花の花を部屋に吊るすと
幸運を招くと言われていることから
厄除けに効果があると言われている。
2: 柊
セイヨウヒイラギだけでなく、
日本の柊も実は魔除けの力があるとされている。
棘の効果で悪いものを除去するという効果は、
セイヨウヒイラギと同様だが、日本では節分の日に柊の枝と大豆の枝に鰯の頭を乗せ、
ドアに飾ると鬼を追い払うことができるという。
3: 桃の木
日本でお馴染みの桃の木も、魔除けに効果がある。
日本昔話の桃太郎が鬼を退治するのは、
桃の木は厄除けであるということからきている。
京都の晴明神社には厄除け桃があり、
訪れた人々が触ることで厄除けになると言われている。
魔除けになる花言葉!魔除け(厄除け)の花言葉と植物(日本)、魔よけの花(厄除けの花)…魔除けになる植物を紹介 まとめ
自分は魔除け、厄除けと聞くとパワーストーンなどをイメージしていたが、
植物にここまでの魔除けや厄除けの効果があれば、
部屋に置いて、日常的に自然に取り入れることができると思った。
その際、厄除けや魔除け植物には、
西洋と東洋で全く花言葉の意味が違うことがあるので、
飾る前にどちらの意味を取るかは慎重に考えたい。
また、自分は家に出来るだけ縁起の良いものを置こうと思っているが、
部屋に自然に飾っていた、クリスマスのリース飾りの柊、桃、
また節分の時に見たことのある、柊鰯などが厄除けや魔除けと関連があったことに驚いた。
これから、もっと魔除けや厄除けに効果のある植物を、生活に取り入れていきたい。