ffmpegはとても使い勝手のよい動画編集ソフトだが、
情報量が少ないのが難点だ。
本文ではOSがマイナーなubuntuやlinuxだった場合の
それぞれのインストールの方法、要点を紹介する。
ffmpegのインストール!ubuntuにffmpegをインストールする方法
ffmpegのインストールの方法は、
まず公式サイトにアクセスして「Download」をクリックする。
次にOSの選択を求められるが、バージョンによって表示が異なるので、
対応するバージョンを間違えてはいけない。
「Download Build」をクリックしてダウンロードする。
ffmpegはOSに制限が無いので
windowsやmac以外でもインストール可能だ。
注意点は、ubuntuのバージョンによって
リポリトジの追加が必要なことである。
ubuntu16.04にffmpeg をインストールする場合、
普通にaptではインストール出来ない。
まずffmpegをリポジトリに追加してから
aptでインストールをする。
動作確認する際、バージョン確認のオプションは
vでも-Vでも–versionでもなく「-version」である。
ubuntu 18.04に ffmpegをインストールする場合、
リポジトリに追加する必要はない。
最初から追加されているため、
普通にaptでインストール出来る。
ubuntu20.04も同様。
ubuntu 14.04にffmpegをインストールする場合、
ububtu16.04と同じようにリポジトリを追加してインストールする方法と、
配布されているバイナリを落とす方法がある。
後者はffmpegのサイトから
static buildを取ってくるやり方である。
最新のffmpegではライブラリ全てを
環境非依存にするバイナリを配っている。
wgetして解凍して
/usr/local/binに置けばすぐに動かせる。
ffmpegは頻繁に更新が行われているが、
インストール後次のコマンドでバージョンが確認出来る。
”$ ffmpeg -バージョン”
”$ ffmpeg -エンコーダー
$ ffmpeg -デコーダー”
とすればffmpegで使用可能なエンコーダーと
デコーダーの確認が出来る。
ffmpegをインストール…linuxには?
ffmpegは、もちろん同じオープンソースである
linuxにもインストール可能だ。
インストール前の準備として、可能なものは全てアップデートしておき、
必要最低限のものだけをインストール出来るようにしておこう。
ffmpegの公式ページを開き、「Download」をクリックする。
linux用のffmpegのダウンロード先が表示されるので、
Linux Static Buildsと表示されている下にある
ダウンロード先をクリックする。
右側のreleaseからアーカイブを選択してffmpegをダウンロード。
分からなければamd64を選んでおこう。
linux系のOSにインストールする際のポイントは、
バージョンによって手順に違いがあるので
それぞれに合った方法で行うことである。
linuxのようなフリーのOSなら、たとえインストールが上手くいかなかったとしても
初期化して最初からやり直せるので、ffmpegをいきなり
windowsやmacにインストールすることに不安を感じる人は
linux系のOSが入った安いパソコンでいろいろ試してみるといい。
余計な機能が付いていないのでスムーズに作業が出来る。
ちなみにパッケージ管理(yum)を使用すれば便利である。
EPELリポジトリとNuxDextopリポジトリを追加して、
yumでインストール、確認して終了だ。
公式サイトにはamazon linuxにffmpegを
インストールする方法も記載されているが、
この方法だと特定のユーザーにしか使えないので、
/usr/local/binにインストールする。
コマンドはroot権限が前提である。
まとめ
動画や音声の記録・変換・再生が
容易に行える優秀なフリーソフト、ffmpeg。
データの形式に合わせて
いちいちアプリを開く必要もないし、
OSの制限もない。
多彩なオプションも使用可能である。
ただライトユーザー向きではないので、
興味があっても二の足を踏んでしまう人が多いのではないか。
しかしlinux系のマイナーなOSであっても、
検索すればインストールの手順や使用方法に至るまで
画像付きで割と丁寧に解説されている。
windowsやmacのユーザーなら、
より多くの情報を得られるに違いない。
放置したままの写真や動画が溜まっている人は、
試しに一度挑戦してみてはどうだろうか。